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観光・食べる・買う 2023.12.18

海に囲まれて車を走らせる爽快ドライブスポット「海中道路」

ライター

三好 優実

香川県出身のWEB編集者、ライター。時々広報。2014年より沖縄に移住(できれば一生住みたい)。本『香川県あるある』著者。
https://note.com/yumi03

Photographer

小橋川 恵里奈

沖縄県出身のカメラマン。2006年に東京へ上京し田川友彦氏に師事、2008年に独立。
主に雑誌、広告、ポートレイトなどを撮影している。

4つの離島を繋ぐ架け橋

沖縄本島から車で行ける離島「浜比嘉島」「平安座島」「宮城島」「伊計島」。その4つと本島の架け橋となるのが海中道路です。海中道路と聞くと海の中に道があるイメージが浮かびますが、実際は海の上に橋が伸びています。全長約5kmを海面沿いに走るひとときは、なんとも爽快!両脇から海の美しさが視界に飛び込み、潮風が心地よく窓から入ってきます。

海の上を走るような、爽快なドライブを

海中道路の正式名称は、沖縄県道10号伊計平良川線。道路の一部が海中道路と呼ばれ、絶景ドライブスポットとして親しまれてきました。沖縄本島から離島へ渡る通行料金も無料。手つかずの自然や昔ながらの沖縄文化が残る離島へ、車で渡れることも人気のひとつです。

海面沿いを走る道路とあって、海との距離が近いのも魅力。海を間近に感じながらのドライブはもちろん。道路から石段を降りるとすぐに海に入れるので、途中で止まって海遊びもおすすめですよ。あまりにも綺麗で少しだけ降りてみると、クリームソーダ色の海が美しすぎてつい長居してしまった、という人も多いはず。見晴らしがいいので、写真スポットとしても人気です。

グルメや景色が楽しめる「海の駅あやはし館」

海中道路中央にある海の駅あやはし館は、特産品やお土産品の販売、レストラン、パーラーでの食事が楽しめる休憩処。360度オーシャンビューが広がるロケーションを背に、木造船の形をした建物が佇みます。建物の船は、琉球王朝時代に貿易船として使われたマーラン船がモチーフなのだとか。

特産品コーナーではうるま市限定商品や、沖縄で育った珍しい野菜や果物など、珍しいものも購入できるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。2階には海の文化資料館があり、沖縄県内で優位逸木造船と船大工の造船技術の資料や模型を展示しています。外観のモチーフにもなっているマーラン船の姿も。ぜひ沖縄の歴史を感じる文化財を見てみてください。

建物の外にはオーシャンビューを背景に写真を撮りたくなるような、かわいいドリンクや沖縄名物の沖縄天ぷらなどもあるので、おやつタイムにもぴったりです。

ライターおすすめは年に一度の芸術祭!

海中道路を渡った先の4つの離島では、年に一度「うるまシマダカラ芸術祭」が開催されています。その名の通り「島だから」できるアートを表現する場であり、訪れた人々がその目で島の宝を見つける旅でもあります。芸術祭では島の景色、たとえば学校の校舎や商店、もずく漁に使う網などを使い作品を制作。芸術祭の開催情報は、公式Instagramから確認できます。島の暮らしに馴染むようにアートが点在する、美しくも懐かしい光景をぜひご覧ください。

海の上を走るような、爽快なドライブを

まるで海の上を走るような爽快ドライブ。青々とした空と海に溶け込むような、心地よいドライブを満喫してください。空と海がオレンジ色に染まり、幻想的な夕焼けに包まれる夕方頃もおすすめ。また、海中道路ほぼ中央にあるシンボル的存在・平安座海中大橋は、夜になると煌びやかにライトアップされるため、夜に訪れるとがらりと印象が変わりますよ。日中に通過し、一日中各離島で遊んだ後、夕暮れや夜の海中道路を楽しむのもおすすめです。

INFORMATION

施設名・場所名
海中道路、海の駅あやはし館
住所
沖縄県うるま市与那城屋平4番地(あやはし館)GoogleMap
営業時間
9:00~17:30(あやはし館)
料金
通行料無料
Wi-Fi
なし
多言語対応スタッフ
なし
多言語表示
なし