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観光 2023.12.03

最も格の高い聖地「斎場御嶽」

ライター

Hiboko

沖縄本島在住、現在フィジー共和国で移住実験の真っ最中。
子供も巣立ったのでこれからは夫と二人色々な国に住んで風のように暮らしていきたいと計画を練っている、が…まずは英語のお勉強!50過ぎても好奇心だけは持ち合わせて、行く土地の暮らしと文化を発信したいと思ってます。

琉球王国時代の御嶽の中で最も重要で神聖な場所

沖縄県本島の南部、南城市知念に斎場御嶽は位置しています。

斎場(セーファ)とは「霊威の高い聖なる場所」「最高位」の意で、御嶽(ウタキ)とは南西諸島に広く分布している「聖地」の総称となります。合わせて「最も格の高い聖地」という意味です。

祭祀場として、王族の女性が担う国の最高神職「聞得大君(キコエオオキミ)」の就任儀式「お新下り(オアラオリ)」や国の吉凶を占う儀式が執り行われていました。また、琉球国王や聞得大君の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り(アガリウマーイ)」の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されています。

遠く久高島を望む神聖な遥拝所

順路通り進んで階段を登り開けている場所が「久高島遙拝所」です。

久高島はかつて琉球王国の始祖であるアマミキヨが天から降りて最初につくった島と考えられており、この聖地から東側に位置しているのでちょうど日の出の方向となり、神事の対象となっている島です。

斎場御嶽の奥へ

斎場御嶽の入口である御門口、斎場御嶽は王府の御嶽であったため、入場できるのは神女にかぎられていました。男性はこの御門口より御嶽にむかい拝んだそうです。その御門口より進んでいくと琉球王国らしい石畳の道、ところどころ石がすり減り滑りやすくなっているので慎重に足を進めて行く必要があります。だんだんと木々が生い茂りこの辺りから空気が一変します。静寂の中、風が吹くと葉っぱの擦れる音が波の音の様に聞こえる道を進みます。

御門口を登っていくと左手に進むと、最初の拝所「大庫理(うふぐーい)」があります。

奇満(ユンイチ)

2番目の拝所「寄満(ユインチ)」は王府用語で「台所」を意味します。実際は台所として使われていた場所ではなく、世界中から交易品が集まる「豊穣の満ち満ちた所」と解釈されています。
貢ぎ物を供えるための石積みの台になっています。

聖なる水を受け止める2つの壺

3つ目と4つ目の拝所。三庫理を正面に右手側に二本の鍾乳石から滴り落ちてくる「聖なる水」を受けるため二つのツボがすえ置かれています。奥にあるのが「シキヨダユルアマガヌビー」手前にあるのが「アマダユルアシカヌビーの壺」国王の世継ぎと聞得大君の吉兆を占ったのだそうです。

いよいよ「三庫理(サングーイ)」

斎場御嶽の一番のみどころ。二つの大きな岩が左右に支え合い三角形の空間をおりなすその岩は、神秘的かつ神聖で厳かな場所になります。
この岩は琉球石灰岩の大きな岩が雨によって分かれ、割れ目を境に岩塊が傾いてできたものだそうです。
現在は入ることはできませんが、奥に入り突き当りの部分が5つ目の拝所の「三庫理」です。
その右側の岩の上が6つ目の拝所「チョウノハナ」です。それぞれ祈りのための香炉が置かれています。
2000年に斎場御嶽が世界遺産に登録された際に石畳の敷き直しを行ったところ、この場所からは金製の勾玉3個を含む多数の鎮め物が出土しています。

三庫理へは聖域保全、適切な維持管理の為立入禁止区域となっています。

世界文化遺産・斎場御嶽を守る

2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとしてユネスコ世界遺産に登録されてからは、来場者が増え、現在では多くの人々が訪れます。それに伴い、マナー違反、すり減る石畳など問題も出てきています。

斎場御嶽を訪れる際には、そこは聖地であり祈りの場所であるという事を忘れないでください。
香炉や聖水に触れてもいけませんし、ふざけたり、騒いだりしてもいけません。
祈りをしている人をさえぎる行為や写真を取るなどの行為は慎みましょう。
琉球の人々が大切に守ってきた聖地を敬って見学をしましょう。

入場券は南城市地域物産館で

斎場御嶽を訪れる際には南城市地域物産館入場チケットを購入する必要があります。
車で訪れる場合は南城市地域物産館へ駐車します。斎場御嶽入口まで約500m、歩いて8分ほどです。
斎場御嶽入口では入場チケットは販売していないので要注意です。

南城市地域物産館の一階にはお土産やスイーツなどの軽食が、二階にはレストランがあります。観光前後の休憩や小腹がすいたときなどに利用するのもおすすめです。

INFORMATION

施設名・場所名
斎場御嶽
住所
沖縄県南城市知念字久手堅GoogleMap
営業時間
11月~2月 9:00~17:30(最終チケット販売16:45/最終入館17:00)
3月~10月 9:00~18:00(最終チケット販売17:15/最終入館17:30)

※休息日は公式サイトをご確認ください
料金
大人300円
子供150円
6歳以下無料
団体料金200円
多言語表示
Webサイトにあり(英語・中国語・韓国語)