体験・観光・食べる・買う 2023.12.12
沖縄の自然、文化、伝統に触れられる「おきなわワールド」へ
ライター
三木 愛美
Photographer
小橋川 恵里奈
主に雑誌、広告、ポートレイトなどを撮影している。
『おきなわワールド』は、沖縄の自然、文化、伝統に触れられる場所
沖縄は島国ということもあり、独自の発展を遂げてきました。
これまで育った場所とは何が違い、どのような特徴があるのか?疑問を解決してくれるのが、本島南部にある『おきなわワールド』です。
おきなわワールドは、7つのエリアに分かれています。
「玉泉洞」は、沖縄に600カ所以上あると言われている鍾乳洞のひとつ。一般公開されている890mのコースで、じっくり鍾乳石を見られます。
「熱帯フルーツ園」は、珍しいフルーツが数多く栽培されているエリア。季節ごとに変化を見せる、花や果実を観察できます。
「伝統工芸体験」は、ガラス工芸の琉球ガラス、焼物のやちむんづくりなどが体験できます。伝統工芸に挑戦できる、人気のエリアです。
「琉球王国城下町」は、赤瓦の古民家などが建ち並ぶエリア。撮影ポイントも多く、記念撮影におすすめの場所です。
「スーパーエイサーショー」では、沖縄の伝統芸能をアレンジした「エイサー」を楽しめます。躍動感のある動きに心が奪われます。
「ハブとマングースショー」では、沖縄最強の毒蛇と言われるハブが登場。また、外来生物のマングースによる、ウミヘビとの水泳対決も行われます。
「ハブ博物館」は、生きたハブやウミヘビを展示。そのほかにも、個性豊かな生き物たちの様子を観察できます。
おきなわワールドと言えば『玉泉洞』。自然の神秘を感じる鍾乳洞
「玉泉洞」は、全長5,000mもの長さを誇る鍾乳洞です。そのうち、890mが一般公開されています。
約30万年もの年月をかけ創りだされる、鍾乳石の造形美は圧巻!数多くの見どころが点在しています。整備された歩道へと伸びる鍾乳石もあり、間近で見られるのも一つの魅力です。
また、洞窟内で楽しめるのは鍾乳石だけではありません。豊かな地下水を住処にする、小さな魚やエビ、カニなどが姿を見せることもあります。また、天井付近でコウモリを見かけることも。化石が露出している場所もあるので、見逃さないようにしましょう。
洞窟内を歩くとき、地下水が流れる音、鍾乳石から滴り落ちる水の音なども、耳を澄まして聞いてみてください。薄暗い洞内は、滑りやすくなっています。気をつけながら、順路に沿って進みましょう。
おきなわワールドでしか見られない!鍾乳石が生み出す造形美
洞窟内に入ってすぐ見られるのは「東洋一洞」。洞窟内を高いところから見渡すことができる唯一の場所です。天井からぶらさがる鍾乳石や、タケノコのように地面から伸びる鍾乳石などが見せる景色は圧巻です。
ライトアップが美しい「青の泉」もオススメ。青白い光を受けて、浮かびあがる鍾乳石はとても神秘的です。多様な鍾乳石を見られる場所です。
天井と地面が繋がった「銀滝柱」は、自然の素晴らしさを感じる場所。どれほどの年月をかけて、現在の姿になっているのか?そして、今後どのような成長を見せるのか?鍾乳石への興味が高まります。
おきなわワールドを散策しながら「琉球王国城下町」へ
沖縄は、かつて琉球と呼ばれる国でした。当時にタイムスリップしたかのうような空間が広がるのが、「琉球王国城下町」です。ここでは、民芸品などを購入することもできます。
赤瓦屋根の古民家は、なかには築100年になる国登録有形文化財もあります。
建物の造り、家を囲む石積み、色鮮やかな花々など、見どころがたくさん!赤瓦屋根の民家をバックに記念撮影をする人も多くいます。沖縄らしい風景を思い出に残しましょう。
場所によっては QRコードがあります。読み込むことで、多言語化された紹介文をチェックできます。
おきなわワールドだからこそ体験できるコンテンツが盛りだくさん!
おきなわワールドは、沖縄の魅力が凝縮された施設です。沖縄について見て楽しみ、体験して知ることができる場所は、そう多くはありません。だからこそ、ここでしか経験できない旅の思い出をたくさん作ってください。
その旅の思い出をさらに彩る、オススメのイベントは「スーパーエイサーショー」です!
スーパーエイサーショーは、沖縄のさまざまな伝統芸能が盛り込まれたショー。1日3回公演(10:30、12:30、14:30)で、約30分のショーです。
披露されるのは、三線の軽やかな音色、太鼓を力強く音、勇ましい踊りが一体となり会場を盛り上げるエイサー。そして、獅子舞の躍動感のある舞いや、琉装に身を包んだ女性による美しい踊りなど。唄者の心に響く歌声、独特な三線の音、演者の気迫あふれるショーを、ぜひご覧ください。
INFORMATION
小人(4~14歳)1,000円