観光・食べる・買う 2023.12.18
琉球国王も愛した絶景スポット「万座毛」
ライター
三好 優実
https://note.com/yumi03
Photographer
小橋川 恵里奈
主に雑誌、広告、ポートレイトなどを撮影している。
断崖から見下ろす圧巻の景色
琉球石灰岩でできた高さ20mの断崖と、目の前に広がる広大な空と海。万座毛は、迫力満点のその景色を一目見ようと多くの観光客で賑わう人気の絶景スポットです。その壮大な景色しかり、断崖の上にある芝生の広場や、万座毛入り口にはショッピングやグルメが楽しめる「万座毛周辺活性化施設」などがあり、1日を通して満喫できるスポットです。
琉球王朝時代に国王が感激したスポット
万座毛は、沖縄屈指のリゾートエリアである恩納村にある断崖。崖の上には芝生で覆われた広場があり、遊歩道を歩きながら景色を楽しめます。万座毛という名前は、琉球王朝時代に国王である尚敬王が立ち寄った際に感激し、「万人を座するに足る毛(原っぱ)」と言った言葉に由来するとか。恩納村の海は透明度が高く、崖から見下ろすと少し深いところでも海底が見えるほど透き通っています。晴れた日には魚が泳ぐ姿や珊瑚礁も見ることができるので、危険な場所まで行かないよう注意しながら、恩納村の海の美しさを堪能してください。
また、崖から見る海だけでなく、少し離れた場所から見るのもおすすめです。離れてみると、崖部分の岩がゾウの鼻に見え、このシルエットも万座毛のシンボルとして親しまれています。
万座毛周辺活性化施設でショッピングも
せっかく万座毛に足を運ぶなら、2020年10月にオープンした「万座毛周辺活性化施設」にもぜひ立ち寄ってください。施設内には、万座毛展望エリアのチケット販売(1人100円)をはじめ、恩納村の特産品や沖縄土産、人気の工芸品やお菓子などショッピングを楽しめる「SHOP MANZAMO」や、本格的な琉球料理が味わえるレストランや軽食を楽しむパーラー、沖縄名物サータアンダギー専門店などグルメも堪能できます。
3階は万座毛を高台から一望できるビュースポットとなっており、万座毛はもちろん、逆サイドに立つと恩納岳(山)を見ることも可能。また、琉球衣裳を身につけて万座毛を散歩できるプランもあり、着付け時間なんと約1分で、1歳の子どもから気軽に琉球衣裳体験が楽しめるので、思い出の写真をたくさん残したい方にぴったりです。(1人1,000円)
サンセットタイムがおすすめ
万座毛は夕日がとても綺麗なことでも有名なスポット。日の入り時刻になると、東シナ海が青からオレンジ色にゆっくりと染まり、海に夕陽が沈んでいく姿を見ることができます。水平線に映る夕陽が徐々に沈む様子をただのんびり見つめるひとときは、とても穏やかで心地よいものになりそうです。