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観光・食べる 2023.12.26

本島から気軽に行ける離島。ドライブコースで人気の「古宇利島」

ライター

三木 愛美

Photographer

小橋川 恵里奈

沖縄県出身のカメラマン。2006年に東京へ上京し田川友彦氏に師事、2008年に独立。
主に雑誌、広告、ポートレイトなどを撮影している。

『古宇利島』は、本島北部の今帰仁村にある周囲7.9kmほどの小さな島です。かつては離島でしたが、2005年に屋我地島(名護市)と古宇利島を結ぶ、全長1,960mの古宇利大橋が開通。以降、本島とのアクセスが便利になり、気軽に足を運べる島になりました。観光客が多いですが、地元民もふらっと立ち寄るドライブコースとして人気です。

古宇利島は注目度が高い島です。そのため、本島と橋で結ばれている島としては、比較的カフェなどの飲食店が多いのが特徴。ビーチや景勝地、観光施設、宿泊施設もあります。
そのなかから、オススメスポットをいくつか紹介。古宇利島めぐりの参考にしてください。

古宇利島へは、全長1,960mの古宇利大橋を渡って行こう

古宇利大橋を渡る直前には駐車場があり、ビーチへと降りる階段があります。ここでは、古宇利島と古宇利大橋を一緒に眺めることができます。そのため、記念撮影をする人も多い場所です。駐車場からは、見通しの良い眺めが見られます。ビーチからは、古宇利大橋を下から見上げる、迫力ある眺めが見られます。

記念撮影が終わったら、いよいよ古宇利大橋へ。橋の両サイドに広がるエメラルドグリーンの景色は圧巻です。基本的には、車で移動することが多いですが、徒歩やレンタサイクルを利用して渡ることも可能。なかには、ジョギングを楽しむ人もいるようです。
また海を覗き込むと、魚が泳いでいる姿を発見できることもあります。身を乗り出しすぎないように注意してください。

屋我地島から古宇利島へと近づくにつれて、胸が高鳴ります。訪れた人にしか体験できない、ワクワク感を体感してください。

古宇利島といえば、白砂が美しい古宇利ビーチ

古宇利島には、6つのビーチがあります。古宇利大橋から時計回りに、古宇利ビーチ、チグヌ浜、ティーヌ浜、トケイ浜、ピース浜、ソウヌ浜です。なかでも、オススメなのが「古宇利ビーチ」。屋我地島から古宇利大橋を渡ると、左手に見えてくる白砂の美しいビーチです。海水浴シーズンには、多くの客で賑わいます。ビーチと古宇利大橋をバックに記念撮影をする場所としても人気です。

ビーチから古宇利大橋へと続く階段もあるので、橋の上からビーチを眺めてみるのもいいかも。きれいな写真が撮れる場所です。

古宇利島に住む人々が大切にする、沖縄版〝アダムとイブ〟の言い伝えが残るチグヌ浜

さきほど紹介したビーチの中にある「チグヌ浜」は、沖縄版アダムとイブの言い伝えが残る場所です。道路から海側へと入っていくと、ゴツゴツした岩を降りられます。洞穴となっているこの場所で暮らしていたとされ、男女2人が生活をしていたのだとか。この2人から子孫が増え琉球人の祖となったという、琉球神話における人類発祥の地とされています。発掘調査により、縄文時代の竪穴式住居が見つかっています。

島民が、とても大切にしている場所です。

古宇利島に来たらココ!2つの岩を重ねると現れるのは・・・?

古宇利島に来たら、ぜひ訪れてほしい、イチオシの場所です!

それは、古宇利大橋から奥へと向かうとある「ティーヌ浜」。ここには、ちょっと変わった岩「ハートロック」があります。見方を変えると、ある形になることで有名です。何の形でしょうか?
駐車場から海側へと整備された道を進むと、ティーヌ浜へと降りられます。砂浜へと降りるとき、少し高低差があるので気をつけてください。
砂浜に辿り着くと見えるのは、海に浮かぶ2つの岩。長年、波に侵食され、歪な形をしています。その形がハートに見えるのですが、ここで終わらないのがハートロックのすごさ。

実はこの2つの岩が重なると、逆ハートが現れます。写真を見ると撮影ポイントがある程度分かるかもしれませんが、どのポイントがいちばんハートらしく撮れるか探してみてください。人によって見え方はさまざま。見え方の違いを確認するのも楽しいですよ。

INFORMATION

施設名・場所名
古宇利島
住所
沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利GoogleMap
公式サイト